IT技術者の野球データ解析

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Project Scoresheetについて

Project Scoresheet(以下、PS)は、野球のプレイデータをコンピューターが理解しやすい形式で記録できるように編み出されたスコア記録方法です。セイバーメトリクスの生みの親、Bill James氏も本プロジェクトに関わっています。

 

Baseball Hacksによると、MLBの公式データ供給先のSTATS社も、PSを採用しているそうです。

 

PSと伝統的なスコアブックの一番の違いは、PSでは、ある打者が打席にいるときに発生した出来事は、その打者のボックス内ですべて記録できることです。

 

伝統的なスコアブックでは、例えば1番打者が1塁に出塁し、2番打者が四球で出塁した場合、2番打者のボックスを記入することに加えて、1番打者のボックスでも、2塁に進塁したことを記入しなければいけません。

 

PSでは、ある打者が打席にいるときに、以下の3点を記録することで、伝統的なスコアブックの「戻らなければいけない」点を改善しています。

 

1.  打者が打つ前(もしくは四死球、三振)に、起きたことを記録

     盗塁、ワイルドピッチでの走者進塁、ファールボールのエラーなど、打者の打席が完結する前に発生したできごとを記録します。

 

2. 打者が打った結果を記録

     出塁したのか、アウトになったのか。ヒット、2塁打、3塁打などの結果やどのポジションがさばいたのかなどを記録します。

 

3. 打ったあとどうなったかを記録

  走者はどこまで進塁したのか、捕殺されたのか、などを記録します。

 

また、これらの情報を、簡潔に記録するために、あらゆる出来事の記号で定義してます。

 

例えば、「単打」は「S」(Single)、「2塁打」は「D」など。

PSについては、以下の記事の説明がわかりやすかったです。(日本語の説明資料は、ネット検索では見つかりませんでした。。。)

 

www.pitchbypitch.com

 

 

 

Baseball Hacks Joseph Adler
Baseball Hacks 
Joseph Adler 
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www.stats.com

 

 

と、いろいろ書いて見ましたが、私はPS形式でスコアを記録したことはありません。

 

自分の出てるソフトボールの試合の結果分析もしてみたいので、後日試してみます。

PSでの記録の感想及び、記録したデータをデータベースへの投入(その前にテーブル設計も必要ですが)するやりかた、結果の解析方法、などを調べてブログに書き綴るつもりです。

 

ちなみに、以下のサイトで、PSのPDFファイルがありました。

Downloadable Scoresheets

 

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