IT技術者の野球データ解析

野球を素材に、ITやデータ解析を勉強していきます

セイバーメトリクスの先駆者

このページでは、セイバーメトリクスの先駆者達について紹介します。

適宜更新していこうと思います。

 

1. ビル・ジェイムズ (Bill James)

セイバーメトリクスの産みの親。ちなみに、セイバーメトリクスはSociety of American Baseball Research (SABR) = アメリカ野球学会 + Metrics (指標)から名付けられています。 

彼は、1977年に警備員として、夜勤で働いている間に、独自の視点で野球をデータから分析した結果を「The Bill James Baseball Abstract」として書き上げ、自費出版しました。始めは100人未満の読者でしたが、年々読者を増やし、セイバーメトリクス確率しました。

 

後年、彼の著書を読んだオークランド・アスレチックスの球団社長とGMビリービーンが、セイバーメトリクスの考えを利用し、無名だが有能な選手を発掘し、資金力に勝チーム相手に互角以上の戦いを行う様子が描かれたドキュメンタリー小説「マネー・ボール」で一躍脚光をあびました(後にブラッドピット主演の映画化)。

 

 

縁があって、「Bill James BASEBALL ABSTRACT 1983」が私の手元にあります。

読むのが楽しみです。

 

 

2.  ジム・アレン (Jim Allen)

ジムさんは、1990年代に出版した「Jim Allen's Guide to Japanese Baseball」の中で、ビル・ジェイムズが考案したセイバーメトリクスの考えを日本プロ野球に初めて応用して分析した、アメリカ出身のジャーナリストです。

 

読売新聞の記者などを経て、現在共同通信で野球記者として活動し、日本プロ野球 (NPB) の情報を、英語で発信しています。

 

ポッドキャストもやっていて、NPBの情報を毎週配信しています。

外国人選手へのインタビューも毎週あり、日本のメディアではなかなか聞けない、外国人選手の生の声が聞けるのも魅力です。日本プロ野球を英語で聞いてみたい人にもお勧めです!

Japan Baseball Weekly

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3. 鳥越規央

統計学者。私は「勝てる野球の統計学」を読みました。日本のプロ野球セイバーメトリクスの視点から分析しながら、セイバーメトリクスの考え方や統計学について、わかりやすく解説されています。

 

データスタジアム社の野球事業部に所属しているようです。

 

勝てる野球の統計学――セイバーメトリクス (岩波科学ライブラリー) 鳥越 規央
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4. 岡田友輔

株式会社DELTA代表で、セイバーメトリクスを専門に分析に取り組んで、毎年「プロ野球統計学と客観的分析で考えるセイバーメトリクス」を出版されています。

 

プロ野球を統計学と客観分析で考えるセイバーメトリクス・リポート5 岡田 友輔
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